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お正月は絶好の機会!せっかくだから『春の海』で和のリズムを感じてみよう。

お正月は絶好の機会!せっかくだから『春の海』で和のリズムを感じてみよう。

明けましておめでとうございます。

みなさま本年もよろしくお願い致します\(^o^)/

 

お正月と言えば、春の海

お正月の代表曲と言えば、テレビや商業施設などでBGMとして使用されている、そう『春の海』。

チャン チャララララララン。チャン チャララララララーン。(表現力

 


Japanese Koto 春の海/Haru no Umi (Spring Sea) Composer/作曲者 Michio Miyagi/宮城道雄

 

日本的な景色や風情を強く印象付ける伝統的なこの楽曲。

琴と尺八の二重奏の音色が美しく、凛とした気持ちにさせてくれますよね。

今日は、日本古来の音楽「雅楽」を含め和楽器演奏のリズムにおける特徴について紹介したいと思います。

 

 

 

西洋のリズムと和のリズム

ピアノ、ヴァイオリン、フルートなど、西洋音楽を演奏するときに重視されるのは「拍」に対する考え方。

4拍子や3拍子などリズムは整然と並んでいて、一定のテンポが保たれることが多いです。

 

例えば4拍子の曲だと、

◎ ◯ ◯ ◯ | ◎ ◯ ◯ ◯ | ◎ ◯ ◯ ◯ | …

 

 

でも私たちが普段聴く音楽のリズムとは異なり、雅楽のリズムは異なります。

1番の特徴と言えるのは、1拍目に移るときにリズムが伸びたり、無拍節があったりと、テンポが一定で無いところ。

拍の周期はあまり感じられず、メトロノームはほぼほぼ使えませんw

 

例えば4拍子の曲だと、

◎ ◯ ◯ ◯    | ◎ ◯ ◯ ◯    | ◯ ◯ ◯ ◯    | …

 

 

なぜなら、拍に対する考え方が違うから。雅楽で大事にされているのは、人間の呼吸のリズム。

曲にある程度の拍子の節が設定されていたとしても、文章の句読点のように自然な一息で吹くフレーズを区切りとして、曲全体を仕上げていきます。

曲中での、音量や指の動きなどのボリュームの変化、そういった抑揚に合わせて呼吸の取り方は変わっていく。

このように形として目には見えない自然な息継ぎを”リズム”としているので、「呼吸を合わせる」「息を合わせる」は雅楽において文字通りの意味となります。

 

 

 

機能性、合理性を重んじない文化背景

このように雅楽にリズムはハッキリしないことが特徴だけど、これは音楽に限ったことではありません。

建築、庭、花、茶など…日本の文化ではあらゆる場面において合理性や機能性を重視していませんでした。

あえて「左右対称」に揃えない、あえて「整然」と並ばせない、あえて「ハッキリ」答えを決めない。

日本の思想には、「左右非対称」にする、「余白(間)」をもたせる、「曖昧」にする、が美徳として根付いています。

 

アシンメトリーの文化は、コチラの過去記事を読んでもらえれば分かりやすいと思います。

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個を重視する考え方

リズムに対する捉え方以前に、日本の楽器はそもそも俊敏に音を発することに不向きに作られています。

でもだからこそ手間がかかる楽器だからこそ、一音一音の重みを感じ、その音色を愛でることができます。

便利ではないからこそ有り難みがあり、純粋に音の響きを味わうことを目的とできます。

 

合理的に音を鳴らし、他楽器ともセッションしやすくするのではなく、その楽器の「個」を愛でる。素材を楽しむ。

雅楽の在り方は、なんだか今の世の中の流れにも通づるものがあるな~と感じています。

 

個に焦点を当てることによって、人によって幸せの形は様々だったり、働き方にも多様性があることにも繋がる。

合理性でないものにも目を向けることによって、瞑想やマインドフルネスにも繋がる。

曖昧にすることによって、完全な正義はなくなり、排他的ではなくなる。どの意見もその人なりの正義と、他者を認め合えるヨコ社会にも繋がる。

 

雅楽を含めた日本古来の思想こそ、現代人が抱える悩みを解決するためのヒントになっているのかもしれませんね。

ではみなさま、令和2年も一緒にやっていきましょーう♡

 

では股\(^o^)/

 

 

 

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(関連してないやん!という意見は受けつけてましぇん)

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