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ブログするか、ケツ出すか。アラサー女1人社長のぶっちゃけトーク。

続アメノウズメさま考察。神とセックス

続アメノウズメさま。神とセックス

 アマテラスの前でおっぱいもアソコも丸出しにして熱狂的に踊ったアメノウズメさま。

しかもそのおかげで世界を救った、すんげえええ神様w 前回に引き続き、今日もアメノウズメのお話。

人間が神様へと昇格することがある

アメノウズメは元々、神ではなく、本来は神に仕える側の人物である「巫女」であったと言われている。

巫女が神へと昇華するのは、日本の神話では珍しくないんだそう。

その中でも多いパターンが、「巫女」「サニワ(審神者)」と呼ばれる人たち。

 

 

パターン①:巫女

日本では昔から巫女という存在があった。海外で言う、シャーマンとかの類。

古神道の祭祀において、巫女は神が憑依する媒体となる。トランス状態になって神をその身に降ろし、神託を受ける。

 

でも、普通の人間にとってはその神託の言葉に、どういう意味があるのかが全く分からない。

だってトランスとはある意味ラリった状態だからw 支離滅裂だったり、熱狂して狂った様子だからワケわかんない状態。

 

パターン②:サニワ

巫女に神(ときに霊も)が降りてきた際、その神が何者であるかを見極め、その神と対話する人物をサニワと呼ぶ。

神意を解釈し、通訳して分かりやすく人々に伝える者のこと。

 

 

 

巫女もサニワも神ではないけど、見えない神をその身に宿して繋がるのだから、一般人から見れば神と同様の存在だと言っても過言ではないよね。

しかも、自分たちに向けて直接言葉を語りかけてくれるありがたい存在。

巫女やサニワが、のちに本家の神を差し置いて「神」になっちゃうパターンがあるというワケ。

 

日本神話を描いた「古事記」は平安時代に書かれたもの。

当時は巫女やサニワも非常に尊い存在だったから、作中に「巫女も神のうち」との意で書かれたことが推測される。

キリスト教など海外の大多数では「神は唯一で絶対の存在」という考え方なのに対し、日本では「人間が神様へと昇格することがある」ということ。

違いがあって興味深いよね!

 

 

 

アメノウズメのトランス状態が表していること

アメノウズメが洞窟前で踊った場面、古事記での実際の記述はコチラ。

「槽伏せて踏み轟こし、神懸かりして胸乳かきいで裳緒を陰に押し垂れき。」

 

この原文を、そのままの表現に近い文章で訳してみると、

「桶を伏せてその上に乗ってステップを踏み、神がかりというトランス状態で、着物から乳房を掻き出し、また着物を結ぶ紐を垂らして女性器まであらわにして、力強くエロティックに踊り狂いました。」

…どう?やっぱアメノウズメすげええええーってならない?w

ってか、こうやってみれば古事記って実はかなり刺激的な内容だよね。

 

 

 

古事記の原文にある“神懸かり”という言葉。

アメノウズメが乳房と性器をあらわにして踊ったことは、もしかすると「セックス」を示唆しているのかも。

実際、歴史上においても古神道では、帰神法(神憑り・かみがかり)という儀式をとても大切にしていた。

アメノウズメの「洞窟内からアマテラスを呼び出す行為」こそ、「巫女が神をその身に宿し、神託を受ける帰神法」に相当すると考えられる。

 

 

 

神事 = セックス

昔は、最も神の存在を近くに感じる方法のひとつは、セックスをすることだったそう。

歴史の流れを辿ってみるだけでもおもしろい。

 

 

遡って太古昔、巫女が祭祀で神をその身に降ろしていた。

神に仕える巫女こそが神の代言者だったことから、巫女と交わることで神と交流できるとされていた。

また祭祀の際、焚き火の周りで男女たちが一晩中でまぐわう、ということが行われていたそう。(つまり、乱ko...)

巫女が産んだ子、また祭祀に妊娠し出産した子は「神の子」としてその集落・集団でも大切に育てられたそう。

 

もう少し時代が進み、祭祀が単なる乱交(普通に言うんかい)ではなく神事としての体裁が整っても、その名残があったそう。

例えば、現代でもよく行われている火祭り「左義長」。

今ではお正月の飾りや書き初めを焚き火にくべるけど、元々は燃える炎の前で神様にセックスを奉納するお祭りだったとか。

 

日本史の中では近代とも言える江戸時代でも、中期頃までは「セックスは慶事や豊穣のシンボル」として考えられていた。

「性」は現代のようにタブーとして扱われることはなく、生活の一部として大らかに溶け込み、人々は性の楽しみを謳歌していた。

五穀豊穣を祈願したり祖先の霊を慰める盆など、お祭りの夜には当たり前のように乱交やスワッピングが行われていたという記録も残っているそう。

 

 

 

性はいかがわしいものではない

現代では、男女に関するモラルや社会性も進み、性に対する感覚もだいぶと変化したよね。

ただその中には、「性」をいかがわしいもの、または悪いことだと感じさせるような印象操作も増えたように思う。

 

まあ、そうなるのは仕方ないと思うところも多々ある。

未だに日本ではコンビニで性的描写を表紙にした雑誌が並んでる。繁華街の中にも普通に性風俗のお店があったり、ネット上にも性的広告が表示されたり。

日常的に身の回りにそういった情報が溢れているからこそ、嫌悪感を抱く人も多い。特に若い女の子たち。

「どうせ男なんて…」といった冷めた目や忌み嫌った視点を持っていることも少なくないと思う。

 

でも本来、性的なものというのは愛情を表現するために人間にとって必要なもの。また愛する人との子供を授かるためにも自然な行為。

「性」は悪いもの、汚わしいもの、いかがわしいもの、という刷り込みはキケン。

 

 

 

セックスは宇宙に最も近づける

実は古事記には「性」や「性交」を示唆する話がたくさん書かれている。

史上初の性交は、天地創造を行った男神イザナギ(伊弉諾尊)と女神イザナミ(伊弉冉尊)。

これを「国生み」の儀式と言って、日本で初めて生まれた土地だと言われているが今の淡路島。

 

その国生みの儀式つまりセックス描写は、かなりオープンな表現。

 イザナミ:「私の体には1箇所、足りない部分がある。」

 イザナギ:「私の体には1箇所、余っている部分がある。その部分であなたの足りないところを刺して塞いで、国を生みたい」

みんな気づくよねw そう、「足りない部分」との「余っている部分」は性器を表している。

 

ちなみに海外でも、「神と性」にまつわるエピソードは数多く存在する。

例えばインドには、ウシャスという神が太陽神スーリアに乳房と性器を見せながら導いて日を昇らせるという神話があるそう。

アメノウズメとサルタヒコのことと、とってもよく似てるよね。(ウシャスを参考にして古事記のアメノウズメを登場させたという説もある)

 

 

 

イザナミとイザナギの性交によって、国は生まれた。これが表しているのは、「性」は創造性を司るエネルギーだということ。

神でなく人間でも、性に対して成熟したマインドを持って取り組めば、自分自身の性エネルギーをコントロールできるようになるんじゃないかと思う。

 

古来より、「性的な快楽は神から与えられしもの」だといった説がある。

つまり、エクスタシーに達した時のトランス状態が最も神の世界に近づく瞬間だということ。

「神 = 宇宙、または宇宙の真理、宇宙のリズム」と定義すると、性とは宇宙に近づける、肉体のとってもクリエイティブな仕組みなのかもしれないね。

よっ!ビッグバン!

 

 

 

本日のケツ論。

性に対しての悪いイメージや刷り込みを払拭することも大切。

私は、神話における神々の描写などもそのきっかけの1つになり得ると思う。

 

私たちが生きる現代社会では、自由奔放に性エネルギーを解放することはなんとなく禁じられがち。

性的商品や性サービスのイメージによって、偏ってしまう風潮がある。

特に女性は、自然な自分の性欲対して罪悪感を持ったり、汚らしいものと嫌悪を感じたりしてしまう。

 

神話でのエピソードでは、性とは本来自然で尊いものだという気づきを与えてくれているのかも。

「単に生殖のためや性的快楽のためじゃなく、クリエイティブかつ神聖な行為でもある」、と。

時には天と繋がるような気持ちで、彼と愛の時間を楽しんでみるのもいいかもしれないね。

 

身を委ねられるぐらいの信頼関係や愛情関係が成り立っているなら、その腕の中で特に女性は、安心して自分を解放して創造的エネルギーを爆発させてね!

歪曲せず、素直な感性のままの自分。それが自分のためにも彼のためにもなるはずだと私は思う。ふふふ♡

 

では股\(^o^)/

 

 

 

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(関連してないやん!という意見は受けつけてましぇん)

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