ブロケツ

ブログするか、ケツ出すか。アラサー女1人社長のぶっちゃけトーク。

これからは仕事もプライベートも同人格でいく

これからは仕事もプライベートも同人格でいく


これからは仕事とプライベートの線引きを、きっちり分けないで仕事していこうと思います。

自分の人格もそうですし、人間関係についてもです。

よく世間では「ビジネスにおいてデキる自分を演出する」なんて言われますが、私にとっては正解じゃないことにようやく気づけたからです。

演出というのはある意味、自分の人格を偽ることです。

私にとっては、そういうことは苦手ではありません。なんなら上手いほうです。

でも、向いていないんです。ストレスが溜まって、精神衛生上、良くない状態で毎日を過ごすことになる。

次第に仕事に対しての腰が重くなり、結局は、ストレス発散や自分を鼓舞する時間に膨大なエネルギーを割いてしまう。

演出した自分の人格でより多くの人から認められたり気に入られて稼ぐより、そのままの自分の人格で可能な範囲の仕事を、やりがいを持ってやっていこうという感覚に辿り着きました。

 

 

 

仕事での人格を分ける癖が染み付いていたのは、私が物心ついた頃から接客サービス業に従事していたからだと思います。

大学生の頃は、NY短期留学の資金と世界一周の資金を貯めるため、その後は東京への引越し資金と起業の資本金を貯めるため。

つまり、ずっと「お金」のために仕事をしていました。

自分のやりたいことを実現するために、とにかく、お金を貯めたかった。

 

だから、自分を気に入ってくれるお客様を増やすため、無理もしていました。

相手が望む自分や、相手が喜ぶ役割を認識しながら、自分のイメージやキャラクターを作り上げていたのです。毎日、ときには1日のうちに何度も。

それが手っ取り早いし、それが仕事だと当時は思っていました。

 

複数の人間が集まる場面で自分の言動を認識する能力を心理学の用語で「メタ認識能力」と言いますが、私がやっていた業種では必須のスキルでした。

周囲から自分がどう見られているか、どういった役割があるかを冷静に判断できる能力のことです。

他の人たちの想いや言動を察した上で、しかるべきタイミングで、自分自身の言動を起こす。

つまり、客観的に自分の思考や行動そのものを対象化して認識するのです。

 

これが出来なければKY(空気が読めない)と呼ばれたりしますが、この能力が高いのも困ったものです。

意図的に仮面を被って、無理をしてしまう。

相手の望む自分が見えてしまう、分かってしまう。だからこそ期待に応えようと精神的に自分が負担を負ってしまう。

 

 

 

べつに接客業をしていなくても今の若い人たちなら、このメタ認識能力が高いのがデフォルトなんじゃないでしょうか。

精神的に成熟している世代だから、みんな心根が優しいしストイックなんでしょうね。

でもだからこそ、人間関係でストレスが溜まってしまう人が多いんだと思います。

上司のために、お客様のために、期待に答える自分でいることも「仕事のうち」だと考えてどんどん我慢してしまう。

職場の人間関係において不要な摩擦を避けるため、円滑にいくよう良い人間を演じる、自分を使い分ける。

自分に対する要求が高すぎると精神的に追い詰められてしまいます。

そしてこういう状態が続くと、ただのガス抜きでは解消できず、心の病になってしまう。

 

私は恵まれた環境だったので鬱までは行っていませんが、ストレス発散のしわ寄せに、無駄なエネルギーを使ってきました。

衝動買いをしたり、甘いものをドカ食いしちゃったり、余裕が無くなって身近な大切な人に優しく接せられなかったり、毎日出勤するモチベーションを作るために時間を要したり。

自分に負荷をかけ無理をすることでお給料は良くなっても、そのぶん、出ていっちゃう。お金も、自分の心のエネルギーも。

 

 

 

ここ最近は、働き方の意識を変えました。

それは「仕事もプライベートもごちゃ混ぜでいたい!!」という意識。w

自分が好きな人と、大事な人と、なるべく仕事でもプライベートでも繋がっていたい。win-winでいたい。

偽りの人格なんてそうそう長くは続きません、アラサーにもなって、ようやくそれに気づけました。

だから今後は線引きしないでやっていく。

 

まあまだ社員は雇っていませんが、もし仕事の規模がもっと大きくなれば「私ダメなところだらけの社長なんだ!だから私に頼らないでみんなで会社を守って!」というスタンスでいこうと思います。

方向の舵取り、責任としてのケツ拭き、意見を汲んだ上での最終決断、そういうリーダーがするべき仕事はしなきゃですが、「私がみんなを守らなきゃ」という義務感と重圧だけだとしんどいだろうなあって。

自分1人の力なんてたかが知れてるので、みんなで守る。むしろ守って!みたいなw

無理して、デキる人格を作ってもまた続かないでしょうし。

偉大な経営者や会社であるんじゃなくて、愛される経営者や会社でいたいな、と。

タテ社会でなくヨコ社会として、社員・お客様・世間、みんなと共存できるような。

 

 

 

せっかく、仕事してるんだもんね。

仕事に携わってる時間って、人生の中ですごく大きい。

だから、せっかくなら仕事中も自分の大事な人と、繋がっていたい。

「ただお金を稼ぐ」ために仕事をするのは、私の人生ではもう卒業。1人で稼いで1人で使うことは、もう充分経験した。

「どうやってお金を稼ぐか」をこれからずっと模索していく。

金銭的や経済的などの物質的側面、幸福感や充実感など精神的側面、社会の中で上手くバランスを取っていく勉強を続けていく。

 

では股\(^o^)/