ブロケツ

ブログするか、ケツ出すか。アラサー女1人社長のぶっちゃけトーク。

進化している昆虫食と、原始的な日本人

進化している昆虫食と、原始人の日本人

今日は昆虫食に対して、私なりに考察してみたいと思います。

昆虫原始人の日本

未来の食料難を乗り切るための救世主と言われている、昆虫!メシアはムシだ!

日本人がゲテモノだと感じているのは、昆虫食に対して、原始人マインドで時が止まっているから。

 

昆虫食を脳内でイメージしてごらん?ハイ、きっとこうでしょう?

素焼き・素揚げ・姿煮。

 

日本で昔から食べられてきたイナゴの佃煮や、アジアの屋台で食べられているようなバッタや幼虫の素揚げが浮かんでると思います。

 

 

まず味がどうこう、栄養価がどうこうよりも、そのビジュアルに抵抗を感じる人が多いんだと思う。

だって、未知の食材に対してわざわざ姿形をそのまま残して提供するのは、

\こんちわ!わい怪しさ満点のゲテモノでっす!どうぞよろしゅう!/

と誇張させたような調理法だと言えるからw

 

 

 

そういえばグロテスクな甲殻類

「虫は見た目もグロテスクだし食べるなんてありえない!」って聞くけれど、よく考えてみて?

例えば昆虫食の代表とも言えるコオロギ。なんだか海老によく似てない?

 

 

そもそも私たち日本人は、やれ寿司やら蟹しゃぶやらシーフード大好き人間だけど、海の生物も十分見た目がグロテスクじゃない?

例えば高級食材と呼ばれる伊勢海老やウニ。

 

ドーーーン!

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なんやねんこの触覚と節。なんやねんこのイガイガ。よく見たら不気味だわ。エイリアンだわ。(怒)

何を血迷ったかしらないけど、誰が最初にウニを割って出てきたドロ~っとしたものを食べようとした?

しかし今では高級食材。みんなどこもかしこも「あ~ウニ食べたいウニ食べたい」と叫んでる。(おおげさ)

 

こうやってお宝食材の第一発見者が今再び、世間で求められているのかもしれない。

とある昆虫の幼虫が「抜群に美味しい!」と評価されるときが来るのかもしれない。

 

リアル食材探しは、さながらジャンプの人気連載漫画「トリコ」のよう。

まだまだこの地球は食材の未開拓地、昆虫食のフロンティア。

料理人や商人やインフルエンサー…数々の食材ハンターたちが血眼で探し回ってる姿が!私には!見える!!(そこまでは見えない)

 

 

 

ちなみに、陸の昆虫と海の甲殻類は、遺伝子上でも共通点が多いことが判明してきている。

例えばバッタやコオロギは、硬い殻で覆われた複数の節で体ができていて、その殻に中に内臓が納まっている「節足動物」。

それに対し、同じように殻の内側に美味しい身が詰まっているエビやカニなど海の生物を「甲殻類」と呼ぶ。

 

以前は分類学上、昆虫と甲殻類はかなり離れたところに位置していたけど、近年では同じ祖先だというのが定説。

現在では、昆虫も甲殻類も「汎甲殻類」として一括りにされることも多いという。

 

最近の昆虫スナックのパッケージには、「海老や蟹などの甲殻類アレルギーを持っている方は食べないように」と注意書きまで記しているものもある。

エビが美味しいなら、生物上似ているコオロギも美味しいじゃん?と予想するのももっともな理由かもね。

 

 

 

 大事なのは調理法と加工法

あとこれは昆虫に限らず他の食材にも言えることだけど、単に素焼きや素揚げするのでなく、まずは下処理が大事だと思う。

バッタだって、そのまんま焼けば細長い足が口内で刺さって食べにくそうだし、頭の部分がジャリジャリしそう。だってエビもそうじゃん?

 

料理で大事なのは、食材を活かした調理法と加工法。

まずは下処理して、他の食材と組み合わせて、食べやすく形成して、スパイスなどで味付けして…といった具合に。

 

例えば小さなホタルイカだって茹でると硬い目玉やスジ(軟骨)はくり抜く。

オクラだって塩振ってコロコロとまな板の上で転がして産毛を取る。

ゴーヤだって塩もみや水にさらしてアクを抜く。

お肉だってしょうがやネギと煮込んだり、下ゆでや湯引きで臭みを抜く。

硬いタンパク食材には酒を加えて柔らかくする。

 

当たり前だけど、ひと手間の工程こそ美味しさに繋がっている。

他の食材は下処理して虫だけはそのまんまってのは、ただ工程を怠けてるか、食材の知識についてまだ無知なだけじゃない?w

 

 

 

あとは加工方法。

大きな塊のニンジンは苦手でも、細かく刻んでチャーハンに入れてあるなら平気って人いるじゃん?

「言われなきゃわからない」程度に加工してしまう。でも気づかずともしっかり摂取はしているから、栄養も補える。

昆虫もまずはそんなふうに細かく粉末にしたり加工して、敷居を低くするのが先決な気がする。

まるごとの素揚げをポリポリ楽しむのは、べつにそれからでもいいんじゃない?w

 

まだまだ昆虫の加工食品は開発途上。

大豆だって、そのまま素揚げしたらそこまで美味しくないし飽きるし(たぶん)、豆腐にしたり、豆乳にしたり、いろいろと加工した食品が存在する。

ベジタリアンやダイエッターのために、お肉に似せた「ソイミート」なるものまである。

それだけ、食感や形状を変えて工夫するのは当たり前のこと。

 

そもそも日本独自のガラパゴス進化はお手の物じゃ?だってThe職人気質の日本人だもん。

きっと昆虫も将来、美味しいお料理や加工食品に変身させてくれるはず。

そのうち「昆虫出汁」やら「昆虫sushi」やら…出ないかしら?w

 

 

 

実際の昆虫加工食品を紹介

欧米の中でも特にフィンランドなど北欧地域は、すでに昆虫の加工食品がいくつもスーパーに並んでいるそう。

すり潰して粉末にしたものを売っていたり、プロテインバーやスナック菓子やパンなどが主な商品。

 

海外ほど製品化は進んでいないけど、日本でも現在実際に購入できる、昆虫加工食品を2つほど紹介してみるね。

パウダー状にして生地の中に練りこんであるから、見た目は全く昆虫っぽさは感じない。

 

 

・クリケットパスタ

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ちなみにクリケットとは英語でコオロギのこと。

通常のパスタに比べて、タンパク質、カルシウム、鉄分、ビタミンB12、オメガ脂肪酸を多く含み栄養価が高い。

また糖質オフやアミノ酸の旨味要素といった、嬉しい効果もあるそう。

 

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TAKEO 昆虫食 粉末コオロギ20%使用 クリケットパスタ

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・プロテインバー

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こちらもコオロギ。

コオロギのプロテインは筋合成に必要な必須アミノ酸9種類、BCAAをバランスよく含有している。高タンパクな上にしかも低脂質という、完璧なバランスだそう。

 

購入はコチラの公式HPから。

bugmo.jp

 

 

どうですか?こうやって写真を見ると、全く違和感は無いでしょ?

私もこんな商品ならチャレンジしてみたいなあ〜^^

 

 

 

本日のケツ論。

まずは、素焼き・素揚げ・姿煮と、原始的な調理法からの脱却が先決な気がする。

姿形がそのまま残っていない加工食品から取り入れるなら、固定観念や偏見がなくもっとスムーズになるかもね。

 

現在でも欧米で生産された昆虫加工商品はたくさんあるけど、日本人が好む味付けかどうかはまた別の話。

日本人が日本人のために開発した商品が世に多く出回り始めた、そのときこそ「昆虫食元年」となるであろう。(おおげさ)

 

では股\(^o^)/

 

 

 

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