ブロケツ

ブログするか、ケツ出すか。アラサー女1人社長のぶっちゃけトーク。

嫌われたってべつにいい

嫌われたってべつにいい


私は銀座でホステスをしている時、一番の太客(お金をたくさん落としてくれるお客さん)が、苦手な人でした。

もちろん良いところもたくさんあるんだけど、ずっと一緒に話していると、どうにもこうにも疲れちゃう。馬が合わない。

すぐ他人のことを批判するんですよね~。それに、ほんとか分からないレベルの噂話でも信じて悪口を言うし、自分以外を信用していない感じ。

見た目は筋肉質で渋い格好でしたが、精神的にはめちゃくちゃ女々しい。女の悪いところを凝縮した感じw

世間では立派な経営者かもしれませんが、人間性に難アリでしたww

 

だからこそ、孤独だったのでしょう。

家庭も上手くいってなかったし、その方の周りには人こそ多くいたけれど、みなビジネスライクでした。

そりゃそうでうしょうね、他人を批判ばかりしていたら後で自分に返ってくる。

だからこそ夜な夜な高級クラブに行き、若くて綺麗なお姉さんたちにチヤホヤされ、褒められ、承認欲求を満たされにくるのです。高い高いお金を払って。

 

日本一の歓楽街、銀座。その高級クラブのホステス。接客の中でも究極のサービス業に従事しているならば、みんな当たり前にできるスキルがあります。

それは「相手に合わせる」ということ。そのときスイッチをONにして神経さえ研ぎ澄ませれば、お手のものです。

話をしに来たのか、話を聞きに来たのか、褒められに来たのか、叱ってほしくて来たのか、愚痴を吐きたくて来たのか、盛り上がりたくて来たのか、静かに飲みたくて来たのか。

そのとき、お客さんと向き合って最大限に尽くす、たとえ自分の心を一時的に捨ててでも。それがプロ。

 

そりゃ尽くしてもらえたら、気持ちがいいでしょう、最高の女だと思うでしょう。口説きたくもなるし、お金を払って提供されているサービスという事実にも盲目になるでしょう。

でもプロは、絶対に身体を交えさせない。男女の関係より、最後は人と人とのお付き合いのほうが末長く良好な人間関係でいられることを知っているから。

だから、その信頼関係が築かれるまでは、のらりくらりと口説きもかわす。華麗にキャッチボールをする。

そういう大変なお仕事だと私は思っています。だからお給料が高いのです。

話が脱線していきそうなので、ホステスの話は又の機会にでも。

 

 

 

誰にでも好かれる(嫌われない)って、ある意味簡単なんです。

どんなときでも相手に合わせ、不満を言わない。相手が心地よければ、自分が苦手なこともガマンし続ける。

でも、そんなのただの「都合のいい人」です。

相手のためだけのモノであって、そこに自分の心は通じていません。根っこで繋がっていない。

簡単なカラクリには、必ず落とし穴があります。

いつでも人に合わせて簡単な方法で好かれても、自分がすり減ってゆく。

 

簡単なほうへと逃げるのではなく、本当に相手と深く繋がりたいときには、しんどい思いもしなければいけません。

それは、嫌われるリスクを取ってでも「人に合わせない」「自分を出す」という行動を取ること。

「ここまでは好きだけど、ここから入ってこられるのはしんどい」と1つずつ明示していく。

相手はこれが好きであれは嫌、自分はこれが好きであれは嫌、という確認作業をしていく。お互い快適でいられるために。

その中で歩み寄れる部分は譲る。その物事について譲れないなら線引きをして、衝突しないで済む距離間を取る。

人の感情は揺らいでいくものだから、その都度、サボらず話し合いをずっと続けていく。心を通わせ続けるには努力も必要です。

結婚生活なんてその典型なんじゃないですか?愛し合うって、そういうことだと思います。

 

 

 

いつも本心に蓋をしていると、それが癖になってしまいます。習慣が人を作ります。

どれが本当の自分か分からなくなってくる。

どの人といても楽しくない。疲れる。人間不信になる。ついには人間が嫌いになる。

 

だから、私はもう、今後なるべく人に合わせません。

嫌われるのは怖いけど、なるべく「そのまんま」でいます。

そりゃ好かれたら嬉しいから、ときにはいい人ぶっちゃうかもしれないけど、背伸びをしすぎない。相手の好みに合わせすぎない。

他人は自分と全く同じじゃないし、どこかで誰かに叩かれる。

むしろ「普通」の枠からはみ出る柔軟な感性の人ほど、何を言おうとどう動こうと、必ず叩かれるんです。

誰かに叩かれてるということは、そのぶん誰かに肯定されているということ。

誰かに嫌われているということは、そのぶん誰かに好かれているということ。

 

 

 

 

うーん。例えば異性に関してで例えるなら、

ハイブランドを着る女が好きと言われても、ユニクロを着る。

ハイブランドを着る人は嫌いと言われても、ハイブランドを着る。

尽くす女が好きって言われても、尽くさない。

尽くさない人が好きって言われても、尽くす。

 

なるべく、そのときの自分の素直なバランスで動きたい。

もちろん思いやりや気遣いは持ち合わせていたいですが。無理はしない。

私らしく楽しそうにしていれば、私らしさがまさにツボ、どストライクという人が自然と惹かれてくれるんじゃないですかねw

 

 

 

逆にそういうふうに過ごしていて、嫌われるなら、仕方ない。

嫌われたって、死にはしない。

みんなに好かれなくても、べつにいい。

誰かに嫌われたって、べつにいい。

 

好かれることが、善じゃない。

嫌われることは、悪じゃない。

 

では股\(^o^)/